豊島美術館
先日、香川県直島に行く機会があり、様々なアート、その入れ物であり空間作りを担う
建築物にフォーカスを当てて散策をしてきました。
今回は直島でなく、豊島にあります、「豊島美術館」に焦点を当ててお話ししたいと思います。
※豊島美術館HPより引用 (建築物内撮影禁止のため)
この建物は建築家の西沢立衛さんによって手掛けられた建築物で、
水滴のような形が特徴的な建物です。
40×60mの大きな空間、天井に2箇所の開口部があります。そこからから奏でられる、風の音、虫のささやき、鳥の鳴き声は内部を呼応しながら外へと消えていきます。
※豊島美術館HPより引用
いつまでも居続けられる、居続けたいと思える場所はこのような場所なのだろうと感じました。
建物であるが洞窟の中にいるような感覚に陥る、この建物は、いたるところから水が湧き出す「泉」を表現しています。
地面に開けられた小さな無数の穴から出てきた雫が生き物のように傾斜を転がっていく、
また、集まっていく姿は時間の流れを忘れさせてくれると同時に色々なことを考えさせてくれます。
※豊島美術館HPより引用
そんな、無心となれる空間を住宅でも再現できるよう、設計として落とし込めるよう、日々精進していきたいと思います。
豊島美術館は人生で一度は訪れるべき建築物であると個人的には思いますので、是非一度訪れてみることをお勧めします。
株式会社グランアーキテクト一級建築士事務所
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佐野