先日、夕方の海辺を運転中に「あ、なんか懐かしいな…」と思うことがあり、

自分はその情景に故郷の海を無意識に重ねていました。

 

地元の海は岡山県玉野市にある渋川という海になります。

瀬戸大橋やポツポツとある島々を前に夕日が沈む姿をよく覚えています。

夕日の沈んでいく時間、何もせず眺めて過ごす時間は毎日見ようと思えば見えるのに

そのひと時は何にも替えが効かない貴重な時間のような気がし、自分にとって大切な時間でした。

 

自分にとっては地元の海に沈む夕日のような、

一人一人にとって印象に残っている思い出の場所はそれぞれ違います。

 

思い出の場所で家を建てたい。

一度は思うことかもしれません。

 

そんな思い出の場所は生まれ育ってきた故郷であったり、旅先、移動中に見えた車窓からの景色など

場面は少なくとも脳裏に色濃く残っています。

 

そんな思い出を継承しつつ、これからの思い出を作っていく場所を設計できるよう、

ちょっとした思い出話でも、お客様との打ち合わせの中に共有していただけるとありがたいです。

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佐野