こんにちは。
先日、お客様の建築予定地の埋蔵文化財の試掘に行ってまいりました。

熊本に限らず、全国各地に「埋蔵文化財包蔵地」として決められた地域があります。
この地域内で工事を行う場合、事前に行政を届出をしなければなりません。
遺跡の存在状況を確認し、遺跡の記録・保護をするためです。

今回、着工に先立って試掘調査を行いました。

土器などは出土しませんでしたが、
１メートル掘ったところで赤っぽい土が出てきました。
調査員さんによりますと、これは平安時代の地面。
当時の人が生活していた地面とのことでした。
はるか昔の地盤がさらっと出てくることに驚きつつも、
本掘の必要がなく予定通り着工が進められそうなことに
安堵いたしました。

後日、正式な結果が出れば、いよいよ着工です。
平安京遷都からおよそ1200年、ここでどれだけの人が何を感じてきたのでしょうか。
お客様にとって、この地が豊かで楽しい暮らしの場となることを願っております。

株式会社グランアーキテクト一級建築士事務所
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田中